とりあえず、こないだ購入した電子辞書でしらべてみます。ただ使いたいだけですけど。
　いろいろな辞書を一括検索できるので便利ですけども、いろいろあるわりにブリタニカからしか出てきませんでした。まあ見てみましょう。

＜旧約聖書中最も短い預言書で１章２１節。著者、成立年代は未確定。しかし内容的には一貫してエドムの民に下された神の裁きを語っている。エドムの民はイスラエルから分離したもので、両者は血族関係にあったが互いに絶えず抗争を繰返していた。＞
　だそうです。

　あと、エドム滅亡の理由とかが書いてあるんだそうです。後半は黙示文学なんだそうです。

　じゃあ読まなくていいですか、だめですか、じゃあ読みますか。

　聖書辞典のほうもちょっと見ておきますか。

＜オバデヤの書いたものとされるが、ある部分にはエレミヤ書との重複記事もあり（オバ2-10とエレ49:7-22）、エドムの滅亡をテーマとする幾つかの預言が編集されたものとされる。＞

　なるほど。成立は紀元前５８７年から紀元前３１２年のあいだだっただろうとのことです。

　おおよそわかったところで、じゃ本文。

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　　「エドムの傲慢と滅亡」

　こんなふうに傲慢だったよ、という話と、どのように滅亡するのかが書かれてるんでしょうね。見たままを解釈してもうしわけないですけど。

「見よ、わたしはお前を
　　　諸国のうちで最も小さいものとする。
　お前は、大いに侮られる。」（２）

　お前っつのはエドムですよね。

「たとえ、お前が鷲のように高く昇り
　星の間に巣を作っても
　わたしは、そこからお前を引き降ろすと
　主は言われる。」（４）

　まあ、主ですからねえ、星から引きずり下ろすくらいは簡単にできましょうから、わざわざ言わなくてもいいと思います。
　ここは、昔は鷲が星の間に巣を作ることができると思われてたんだなあと思うだけにします。

　さらには盗人がいろいろ盗んでいくぜとかぶどうをとられるぜとか。

「いかに、エサウの富は探し出され
　宝は奪い取られることか。」（６）

　エドムってのはエサウの後継なんですね。
　たしか弟にだまくらかされて跡継ぎの権利を放棄しちゃったかわいそうなひとでしたね。

「お前と同盟していたすべてのものが
　お前を国境まで追いやる。
　お前の盟友がお前を欺き、征服する。
　お前のパンを食べていた者が
　お前の足もとに罠を仕掛ける。
　それでも、お前は悟らない。」（７）

　かなり悲しい事態におちいりますね。

「兄弟ヤコブに不法を行ったので
　お前は恥に覆われ、とこしえに滅ぼされる。」（１０）

　え、そうなんだ。エサウがヤコブに不法をおこなったんだ。
　俺ってば逆にとらえてたよ。

　確認してみますね。めんどうなので俺がまとめた創世記を見ます。みなさんもお暇な方はご覧ください。

　創世記２５章では、外から腹をすかして帰ってきたエサウに、食べ物がほしければ長子の権利をくれ、とヤコブが言ってます。
　２７章では、エサウに長子の権利を譲りたいという父イサクのもとに、父の目が悪いのをいいことに、エサウになりすましたヤコブが長子の権利を得ています。

　あきらかにエサウは被害者なんですけど。ヤコブが不法をおこなったようにしか見えないんですけど。

　気になる方は創世記を読んでください。

「兄弟が不幸に見舞われる日に
　お前は眺めていてはならない。
　ユダの人々の滅びの日に
　お前は喜んではならない。
　その悩みの日に
　大きな口をきいてはならない。」（１２）

　兄弟が、なんて言われてるエドムの一族ですが、どうもイスラエルの一族と敵対していたようですね。そりゃまあ、エサウのことを考えればなあ。

「ヤコブの家は火となり
　ヨセフの家は炎となり
　エサウの家はわらとなる。
　火と炎はわらに燃え移り、これを焼き尽くす。
　エサウの家には、生き残る者がいなくなる」（１８）

　ヤコブのした悪事がエサウに飛び火しちゃう、つうか貰い火ですやん。かわいそうに。

　　「イスラエルの回復」

　やっぱ最後には回復しますか。

　いろいろな土地を所有して、町を得て、と。

「救う者たちがシオンの山に上って、エサウの山を裁く。
　こうして王国は主のものとなる。」

　けっきょくイスラエルは回復してエドムは山を奪われる、ということでよろしいですか。