俺は面白いことが大好きだ。面白いことはなんだって大好きだが、とくに〔お笑い〕が好きだ。〔オワライ〕というコトバの持つどうしようもないヘナヘナ感も好きだ。〔お笑い〕じゃあ、どうしたって学問になったり文化論として語れない。
　たぶん、そういう語感がもたらす軽い感じ、また、笑いというのは文化の中でも程度の低いものだ、という事実誤認によって、お笑いを真剣に語ることがあまりなされてこなかったのに違いない。
　というわけで、ここではお笑いのことを思いっきり考えていきたいんである。
　で、とりあえず、テレビのお笑いを考えていこうということで、メールマガジン「萬有お笑い研究所（仮題／旧「お笑い番組批評」）」をはじめることにした。あと、いつまでも使い古されたネタを調子に乗って使うクソ藝人やクソ素人を殲滅するために「消費期限を切れたネタ」などもろもろを公開することにした。
　そのさきに見えてくるものが、「新しい笑い」であることを信じて。

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