2008.3/31
《会》ひさしぶり。
《副》ひさしぶりと言うてええもんかどうか。
《会》なんやお前、きょうはちょっぴりおセンチやないか。
《副》いや、前回が２００８年３月、そのまえが２００６年１２月、そのまえが２００５年１２月やで。
《会》すでに一年周期になってたんやな。
《副》だから、１か月２か月の感覚では、久しぶりではないんではないかと。
《会》なるほどな。お前の言うことはほんま一理あるわ。
《副》せやろ。
《会》ひさしぶり。
《副》だーかーらー。
《会》俺ら学生時代は毎日のようにゲーセン行ってたやんけ。それに比べたら久しぶりやないか。
《副》たしかにな。毎日のように行ってたな。お前は雷電しかやらんかったけど。
《会》お前はセガラリーとバーチャ２をやってたなあ。
《副》時代やなあ。
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《会》まあそんな話をしても検索にはひっかからへんやろうから、写真みようぜ。
《副》ちょっと、デカなった？ 写真。
《会》トリミングしたりリサイズしてるときには気にならんかってんけど、なんかそんな感じもするな。
《副》意図的ではないんや。
《会》写真が消える前にトークを終えてしまおうぜ。
《副》写真がデカなったから短めに、いうことやな。
《会》いや、この世からこの写真が消えるまでに、って言うてんねん。
《副》世界中のハードディスクが爆発するその日までやな。
《会》融解でもええよ。
《副》ありがとう。
《会》写真を見ようぜ。語り合おうぜ。
《副》俺のせいかなあ。
《会》これちょっとええやろ。
《副》いや、なんかこわい。危ない香りがする。
《会》うん。俺もちょっと危険な匂いを感じたから写真とってすぐ去ったよ。
《副》まずこの人がなにを言いたいのかようわからんよな。
《会》マンションをマンシヨンと書かれて汚されてるわけやろ。
《副》それは見たままやけど、それを汚されてると思うのがようわからん。
《会》さらにはそれが犯罪行為と言われてもなあ。ヨを大きく書いただけやからなあ。
《副》落書きされてるんちゃうの。
《会》マンシヨン、ってか。
《副》それはそれでおかしいけどな。
《会》看板に書かれたのがマンシヨンやったんかな。
《副》そのへんはわからんの。
《会》ていうかそもそも、マンションふうの建物じゃなかってんで、これ。
《副》わからんことだらけやな。
《会》調査不足やったか。北野誠みたいやったか。
《副》中途半端探偵の話も旧いよ。
《会》まあ、暇を見て再訪してみるわ。
《副》待ってるで。これはほんまに。
（数日後）
《会》撮ってきた。ぼんやりとしか場所を覚えてなかったけど、歩いてるうちに思い出してきた。具体的にいうと渋谷区代々木。文化服装学院の裏手やな。
《副》おれには具体的な場所がまったく描かれへんけども、まあ見つけたわけや。
《会》ちなみにこの写真は２００６年４月で、もう２年も経ってるわけでな、この壁のはずや！ っていうところにはもうあのハリガミは無かった。
《副》そうか。残念やな。
《会》だけどちょっと離れたところにこのハリガミがあった。
《副》うわ、続編や。
《会》うん。やっぱり「マンシヨン」って書かれるのがすごい厭やねんな。
《副》しかも「マンシヨン」って書かれた紙を貼られて困ってるんや。
《会》しかも踏み台持参で。
《副》その「マンシヨン」は貼られてた？
《会》それが見つからんかった。たぶん目撃されてるからすぐに剥がされてるんちゃうかな。
《副》なるほどな。ほんで、ここはマンションやったんか。
《会》これ見て。
《副》ぜんぜんマンションちゃうやん。
《会》こわいやろ。
《副》うん。ほんまにちょっとこわい。
《会》だからこれで調査終了、いうことで。しょうじき写真を撮るのもどきどきやったから。
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《会》これは笹塚駅前で見たな。
《副》標語やな。
《会》三者三様やろ。
《副》それぞれが微妙やな。
《会》えれさちゃんは宝に「お」をつけることによって無理矢理五七五にしよったな。
《副》ただ「笹塚小学校」がおもいっきり字余りやけどな。
《会》そんなに七五調にとらわれてる友達がおる中、つじくんは。
《副》自由律やねえ。
《会》厭な言葉っちゅうのは、なんやろねえ。
《副》ふくらませへんよ。
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《会》これは中野の公園や。
《副》うん。
《会》あのな。
《副》なんやろ。
《会》これ、どうやろ。おもろいかな。
《副》お前はどう思う。
《会》いや、なんでこれが選ばれたんかが、いまひとつわからん。
《副》自分でわかってるならええ。
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《会》これはあれやな、青梅のなんかこう、蛇行する川に囲まれた半島のような木々たっぷりの公園やな。
《副》すごいよな。
《会》すごいよ。国土交通省と書いてるからにはそんなに旧くもないわけやで。
《副》でもこの古さはすごいな。いっきにタイムスリップしそうやな。
《会》「いっき」？
《副》いや、そっち方面に話をふくらましても、ベタやで。
《会》そうかもね。
《副》それまた「ビジュアルバム」やないか。
《会》ようわかったな。
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《会》で、その公園にあった看板。
《副》鯨はおらんやろ。
《会》おらんなあ。
《副》左上の人はなにかな。
《会》太陽、かなあ。
《副》あんまりふくらまんな。
《会》ていうか下のほうを見ろよ。
《副》あぶない！ 著作権的にあぶない！
《会》左の髭の人はじゃっかん間違えてるけども。
《副》足は白いはずやからな。
《会》そっちか。
《会》これもまあ同じところやな。
《副》これの元ネタはなんやろな。
《会》あるんかなあ。
《副》左下のトローチはどういう意味なん？
《会》浮き輪やろ。
《会》このまるい人は人気あるなあ。
《副》いやほんま。鼻の下の線を無視すると別人やな。
《会》まあ、青と白の境目もやっぱりおかしいけどな。
《副》絵描き歌をつかえば簡単に描けるはずやけどなあ。
《会》まあこのくらいでええわ。
《副》さっきも出てきたしな、この人。
《会》このひとも危ないなあ。
《副》青梅市には著作権という概念がないんか。
《会》でもまあ、危ないけど、遠いよな。
《副》あの猫や、って言われてもぴんと来んな。
《会》あの猫はもっと、鼻と目が同じ高さやねん。
《副》これは正三角形に近いもんな。
《会》みんなもよう見て描いてな。
《副》それはそうと、右下のトローチにはどういう意味があんの。
《会》だから浮き輪やろ。
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《会》これも同じ公園。
《副》くぬぎやな。
《会》まあ書いてあるからな。
《副》東京では珍しいんか。
《会》いや、どこにでもあるな。
《副》俺はおもしろい写真を期待してるねんけど。「オモロ 写真」で検索して来るひともおると聞いたぞ。
《会》まあな。
《副》これなによ。
《会》まあ樹木名表示板やな。
《副》それはわかるけどもそれを俺に見せられても。
《会》これ、ばねで樹木に巻いとるねん。だから木が成長して太くなっても交換する必要がないわけや。
《副》公園の工夫コーナーやな。
《会》そういうことやな。新コーナーと言うてええやろう。
《副》それはわかるけど、やっぱりそれを俺に見せられても。
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《会》その公園にあった郷土資料館みたいなとこの入り口。
《副》おもしろそうなもんに書いてるな。
《会》そやろ。おしまい。
《副》いやいや、なんかあるやろ。ほら、水着での入館とかおもろそうやん。
《会》河原で泳げるからな。
《副》そ、そうか。そんならあんまり驚かへんな。
《会》そやろ。
《副》（なんでおれはこんな写真を見せられてるんや）
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《会》これもまあ、なんやろな。
《副》教えて。おもしろさを。
《会》コンビニやねんけどな。駐車場が鬼のように広かってん。
《副》ええがなべつに。
《会》ざっと数えたかんじでは５０台は停められるんちゃうかと。
《副》ええがなべつに。
《会》コンビニはふつうやねんぞ。ここが満車になるときは、店内に５０人以上の人間が存在することになるねんぞ。
《副》それはすごいな。ひとつのコンビニに５０人か。
《会》すごいやろ。
《副》そんときまた撮影してな。
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《会》佐渡島の写真やで。
《副》おまえ、去年行ったっけ。
《会》行ってない。これ２００６年の夏の写真やな。
《副》これはまた。
《会》不思議なかんじやろ。
《副》不思議やな。
《会》この不思議さをいちいち言語化するのは読者にもうしわけないけども、これまず何に対する動作集やねん、と。
《副》なるほどな。ぼんやりとはわかるけど、ようわからんわ。誘拐犯かね。
《会》まあそのあたりかなあと思うけども、状況の説明が中途半端やのに、それにたいする対処が多すぎるよな。
《副》いざというときに、何をしたらええねんと。
《会》大声を出すというのはつまり知らせるということやろ。
《副》ていうかすぐ逃げたほうがええよな。
《会》赤泊小のＰＴＡにはちょっと言うたらないかんな。
《副》言うたげて。
2008.4/1