２００４年１０月６日。幕張メッセ。
シーテックジャパンへ来たのだった。ちなみにリンクを張ったのはトップ頁にだが、ここから日本語の頁を選ぶと、出展者の頁に移動する。どこ向いてるんだか。
適当に調べたところ、＜2000年に「エレクトロニクスショー」と「COM JAPAN」が統合、CEATECと名称を変えて＞ということらしい。シーテックとなって５回目ということですね。
俺にとっては３回目のシーテックジャパン。
およそ勝手はわかっている。ＷＥＢから登録すると入場料がタダになるのだ。
しかしいつからなんだろうなあ、調べるのがめんどうだけど、お知らせメール的なものがくるんだろうなあ、と思ってたんだがぜんぜんこない。
他のメールマガジンなどで、シーテックの話題が出てきた。あれ、もうやるの、いつやるの、と検索して上掲サイトへ行き、以前登録した名とパスを入れると、すぐさま登録が完了した。どうもお知らせメールを受け取らない設定にしていたらしい。
９月２４日までに登録していれば、葉書が送られてきてそれで入場できるはずだったそうなんだが、登録が遅れたので去年と同様、サイトに表示されたバーコード画面を印刷した。去年はスキャニングに手間取ったので、いい紙に印刷した。
んで当日。
京葉線の車内はＴＤＲの客とシーテックの客がいりまじっていた。舞浜でカップルや家族連れなどが降り、残るはスーツ姿の男たち。
もちろん海浜幕張で、どっと降りる。
改札前ではやはりルネサステクノロジのパニオンがマップを配っていた。俺はめんどいので受けとらなかったが、会場でマップを見つけられなかったので、ここで受け取っておいたほうが良かったのだと思った。
開場１０時。１０分前くらいに到着。
外の喫煙エリアで一服する。私服は俺くらいのような。
喫いおわって事前登録者受付へゆき、バーコードをスキャンしてもらい、会場内パスを受け取る。
いつものように、地味フロアであるホール８へ向かい、入ろうとすると、まだ開場時刻ではないと止められた。なんかめちゃめちゃテンション上がってるみたいでかっこわるかった。
そして１０時になり開場、入ったところで首から下げるケースを受け取る。受け取るやいなやジーンズの尻ポケットに入れようとしたら、かけてくださいと叱られた。
《会》ほんでこうなります。
《副》やっぱりや。やっぱりこうなるんや。
《会》いや、だってべつにメモってたわけでもないから系統立ててしゃべられへんし。撮った写真を見ながら、いつものようにやらせてくれよ。
《副》だからこれ、ネタ写真やん。ネタ写真のコーナーやん。
《会》近いけどな。ネタじゃない写真もあるしな。なんていうか、どうでもええ写真とか。
《副》まあそんなこというたら全部どうでもええ写真やろうけど。
《会》まあな。
《副》あっさり引き下がったな。
《会》今回写真が多いからな、ちゃっちゃと行きたいねん。
《副》そうやろな。日曜更新やのに月曜日から手をつけてるわけやからな。
《会》えーっと、何枚あるねん、５７枚あるわ。
《副》あんな、ネタ写真のコーナーでも、１０枚の写真に２時間くらいかかっとんねん。
《会》テレビ見んでもな。
《副》それが５７枚か。
《会》仏友会史上最多やな。
《副》どうでもええ写真が５７枚か。しんどいな。
《会》だからちょっとずつちゃっちゃといこうぜ、言うとんねん。
《副》検索もされてるし。
《会》そやねん。最近「シーテック コンパニオン」とかでうちに来てるねん。うち来ても去年とかのしかないしコンパニオンというかＴＰの写真もないし。
《副》ＴＰを写してる人の写真はあったけどな。
《会》でもな、今回はな、違うで。じゃっかん。
《副》違うか、じゃっかん。
《会》後半、別頁でさせてもらうわ。
《副》期待しとくわ、いや、とくに期待せんとくわ。
《会》期待はせんほうがええな。
《会》話を戻そう。
《副》あほみたいに長なってるな。
《会》写真を見ていこ。
《副》看板やな。
《会》看板や。いっつもな、来たときにはなんかもうシゴトがらみの人ばっかりでなんか立ち止まって写すのが恥ずかしいなあみたいな感じがあってな、でも帰りは別のところから海に行ってまうから写されへんねんな。今回は頑張って写してみた。
《副》おまえの自意識過剰ぶりは、ようわからん方向に過剰やな。それはええねんけど、トリミングの仕方がおかしないか。
《会》青空を見てほしかってん。こんなええ天気の日にデバイスとか見に来てる俺、みたいな。
《副》世が世なら鳥居調査や。
《会》大好きな鳥居を我慢してもっと大好きな機械とか尻を見に来たんやで。
《副》我慢してないやん。
《会》そない言われたらそうやな。
《副》話がすすまんな。
《会》ぜんぜん進まんな。
《副》また長い文書になるな。
《会》物理的な長さがな。
《副》ふつうはいくつかの頁にわけるもんやと思うで。
《会》せやねんけどな。仏友会は伝統的にこういう感じやん。
《副》お前が携帯電話で通信してたころにできた頁やからな。
《会》俺が携帯電話でインタネをやってたころは、頁が表示されたらすぐ回線を切って、それからじっくり読んでたんや。だから、いっぺんに全部の文章が出てほしかってん。それを自分のサイトで実現してん。
《副》正直な話、意味がわからん。
《会》俺もいまとなっては、必要性がわからんけどな。まあ、いっぱい頁つくったら、管理がめんどくさいやん。正直旅日記とかもいっこにまとめたいと思うもん。
《副》それはやめてくれ。長すぎる。
《会》検索にべんりやねんけどな。
《副》ちょっと待って。
《会》なに。
《副》話がそれてる。
《会》ほんまや。
《副》写真見よう。
《会》写真は俺が出してるねんから、お前がまずなんかコメントしてくれんと。
《副》そうなんか。ほんなら言うけど、今年もサンダルやな。
《会》今年はビーチサンダルやで。
《副》ビーチの有無はどっちでもええねんけど。
《会》あいかわらずな、俺いがいに見つけることはでけへんかったな。
《副》おらんやろな。
《会》とくに開場直後の８ホールなんかは、中の人ばっかりやねん。
《副》出展者が別の出展者のブースを見て回ってるかんじや。
《会》スーツばっかりや。
《副》そんななかにサンダルや。
《会》ビーチサンダルな。
《副》ビーチの有無はどっちでもええねん。
《会》しかも入場証を首からさげてないからね。
《副》下げてなかったんか。下げろっていわれたんちゃうの。
《会》おお、やっと話が戻ってきたな。なんていうか、さげるようなふりをしながら、階段を降りながら尻ポケットに、みたいな。
《副》首から下げてない上にサンダル履きの人間はおらんやろな。
《会》まあなあ、２０万人くらい来たはずやから、ほかに１００人や２００人はおると思うよ。おれもそんなに奇人あつかいされたくないし。というかあんなもんを首から下げることの恥ずかしさたるや。ええ大人が、あほとちゃうか。
《副》でもお前の見た感じではおらんかったやろ。
《会》首から下げてないのはＴＰか俺か、みたいな感じやったな。
《副》ほんま、盗撮とかするんやったら、もっと目立たんようにしたほうがええで。
《会》それは痛し痒しやな。
《副》さいきん気に入ってるな、そのいいまわし。
《会》そう言われると、痛し痒しやな。
《副》天丼や。
《会》進もうぜ。
《会》こういう写真も必要やろ。
《副》ありがちな感じやな。
《会》やっぱりな、２年前より、派手になってる感じはする。日亜化学は出てないけどな。
《副》出てないんや。青色ＬＥＤの。
《会》なんか、うちは企業向けにやってんで、一般向けに商売してないから出さない、みたいなことを言うてたらしいで（日経情報）。去年は出てたはずやけどな。
《副》お前が入場証を拾てやってんからな。
《会》いまシーテックのサイト見たら、１８２４９０人きたらしいわ。
《副》去年より減ってるんちゃう。
《会》うん。去年１９万人やからな。ていうか３万４千人が出展関係者らしいで。
《副》ものすごいなそれ。
《会》最終日なんか、颱風が来たから、来場者８６００人に関係者６２００人やで。
《副》めちゃめちゃおもろそうやな、その状況。
《会》でも午後１時に閉幕したらしいけど。
《副》来場者が減っても関係者はあんまり数がかわらんねやろな。
《会》最終日は片づけもあるしな。
《副》これ、無駄話やな。
《会》そうやな。次いこ。
《会》みなさんお待ちかねのアルプス電気ですよ。
《副》いや、あんまおらんやろ。
《会》検索で多いのは、新日本無線やな。写真こそ撮ってないけど、あすこは例年通りえっちな感じのコスやったわ。もらいこそせんかったけど手提げ袋もおんなじようなデザインやったわ。
《副》手提げ袋戦争やな。
《会》あ、でもな、今回はあんまりなかった。ドコモと天文単位のテサゲを見んかったわ。まえは配りまくってたのに。いや、あれはＰＣエキスポやったっけ。
《副》記憶がごっちゃになってるな。
《会》まあどっちでもええねんけど、もらわへんし。
《副》まあな。
《会》なあ。
《副》なに。
《会》俺ら、どうでもええ話をしすぎかな。
《副》そうかもな。
《会》でも、それがここの魅力やん。
《副》お前がそう言うんやったらそれでもええけど。
《会》ほな次の写真いこか。
《副》いやいや、アルプスの話が。
《会》まだか。
《副》まだやろ。
《会》アルプス電気はええなあ。なんやったら株でも買おかな思うもん。
《副》買うたらええやん。
《会》いや、まじで今年中にはオンライントレードに手を出しかねんな。
《副》どっちでもええわ。
《会》一昨年ＢＭＷ７シリーズ、去年日産マーチ、と来たら今年はどんな車がおるんや、って行ったら、車は無かった。
《副》なかったんや。
《会》いや、まあ自動車向けのデバイスをいろいろやってるみたいやから、ハンドル部分だけの展示とか、そういうのはあってんけど、実車の展示は無かった。
《副》それはちょっとさみしいな。
《会》ごく一部の人間にはな。
《副》それでおわりか。
《会》なにが。
《副》アルプスの話は。
《会》まだあるよ。
《副》ほな、して。
一昨年のゲームコーナーみたいなかんじに、スティックと画面のついた筐体が５台おいてあった。
どうやら、２年前のスティックが進化したんだろうか、やはりあの反力のあるスティックを使ったゲームをするようだ。
俺と、親連れの幼児を除けば、どうも、アルプスの中の人が参加。まだ朝だからあまり繁盛していないようだ。
ゲームとしては、ブロック崩しの変形。玉を落とさないようにうまくバーで跳ね返しながら、風船を割る、というもの。
そこでおもしろいのが、このバー。ゴムみたいに、伸びる。
上掲図のような感じなんです。
そこで使われるコントローラーが、アルプス自慢のハプティックコマンダです。
バーが球を受け、下にびよーんと伸びているとき、このスティックには下向きの力がかかるんです。それを押し戻すように、スティックを上に傾け、跳ね返す。
ゲームとしては古くさいのに、操作系がかわるだけでまるっきり新しいゲームに感じて、かなり本気でやってしまった。
《副》なんで文章になったんや。
《会》しゃべると長なるやん。
《副》そらそうや。ほんで、本気でやって、勝ったんやな、もちろん。
《会》２位やった。子どもに負けた。
《副》うわー、そら情けないな。
《会》プレイ画面は正面のモニタに大映しやからな。かっこわるかったわ。
《副》参加賞や。
《会》うん。ねじまわし付きのボールペンをもろた。
《副》またすごい役立ちそうで役立たなそうなもんを。
《会》ほんまに。
《副》もうええかな、アルプスの話は。
《会》もうええわ。つぎいこ。
《副》またオロＣや。オロナミンＣドリンク（大塚製薬）や。
《会》検索エンジン対策かそれは。
《副》いまや小さな巨人ではないけどな。
《会》まあな。また配ってたわ。けっきょく行きと帰りに２回通って２本飲んだな。ちゃんと冷たいのが偉いわ。
《副》それはちょっと、偉いな。
《会》正直、オロＣを飲んだのは１年ぶりくらいやけど。
《副》ここでしか飲んでへんやん。
《会》まあな。
《副》モザイクかかってるで。
《会》いや、名前は伏せておきたい。俺の名誉のためにも。
《副》お前に名誉みたいなもんがあったんか、みたいな月並みなツッコミはせんけども、なんかあったんか。
ダーツゲームがあった。
ほかの出展を見ているけっこう遠くからでも、何かが当たった鐘の音とか歓声とかがしていたので、まあなんか抽籤的なものをしているのだろう、とは思っていたんだけど、近づくとダーツだった。
とくにだれも並んではいなかったし、やったことはないが俺はダーツがうまいに違いない、と理由のない自信を持っていたので、やることにした。
３人くらいの白いボディコンシャスな服を着たＴＰが「ジャガー！（ぱちぱちぱち←手拍子）」（以下繰り返し）とダーツをする人を応援している。東京フレンドパーク２でいうところのパジェロみたいなものではあるが、ほんとにジャガーが当たるんだろうか。まさか自動車が当たるとは思えないから、自転車かもしれない。ジャガーに自転車なんかあるのか知らないけど。というか何が当たるか知らないのにやろうとしているな俺は。アルプスのゲームにしても勝てば何が貰えるのか知らずじまいだ。
俺の順番だ。俺の個人情報をほしがったので、入場証を提示し、バーコードスキャンしてもらう（そういえば、アルプスではゲームに参加してもバーコードスキャンされない）。
入場証には名前などが書いてある。
それを見た短髪の若女が俺に「○○君？」と確認を求めてきた。俺の姓は六つかしくはないのだがなかなか正しく読まれることは尠く、おそらく読めなかったので下の名前で確認したんだろう。
つうか「君」て。俺あんたより絶対年上やで、と思いながら下の名前もけっこう読み間違えられるのによく読めたなと思いながらそうである意を示し、ダーツの矢を３つ受け取る。
ジャガーコールが起きるんだろうなあ、と思っていた俺は耳を疑った。
「○○ちゃん（ぱちぱちぱち）」コール。
ここは密室ではない。幕張メッセだ。まわりにはスーツを着た大人がたくさんいるんだ。そんななかでの「○○ちゃん（ぱちぱちぱち）」コール。２９にもなって、ちゃん付けで呼ばれることなんてめったになく、しかも３人もの若女から手拍子付きで言われることなんか普通に人生を送っていればあり得ない状態。
顔から火が出るというのはおそらくこういうときのことを言うんだ、と思いながら、若女に弱い俺はやめてくれとも言えず、バカみたいに照れながら矢を投じた。
ぜんぜんだめだった。マグネットを貰った。
《副》また文章が入ったぞ。
《会》その、なんていうねん、恥ずかしいから文章にしてみた。
《副》しかしこれは恥ずかしいなあ。お前、一人で来てるねんもんな。
《会》そやねん。友達とかといっしょやったらおもろい話やけど、ただただ恥ずかしかった。
《副》まあ、ダーツを当てさせんとこうという作戦やろな。
《会》まんまとはまったわ。
《副》というか、なんでお前はジャガーじゃなかってんやろ。
《会》それがわからんねん。うまそうに見えたんかもしれん。
《副》もしかしたら、ジャガーって言われてたんはジャガージュン市やったんちゃうか。
《会》それはないわ。
《会》このＴＰから言われた。遠くから写してみた。
《副》なんで目線が入ってんの。
《会》いや、恥ずかしいやん。こういう若女に弱いんやな、てバレたくないやん。
《副》ちょっとおもろいな。
《会》おれもそう思た。これからはＴＰに目線いれていこうと思うわ。
《副》それ以前に写さへんやん、お前。
《会》いや、このあと俺は目線を入れるねん、ていう気持ちでいったら、できそうやわ。
《副》そうなんか。ほんならＷＰＣエキスポでがんばってくれ。
《会》がんばるわ。
《副》ＴＰも気の毒な話やけどな。
《会》また場内図でもうしわけないけど。
《副》ＴＡＩＷＡＮて書いてあるな。
《会》ええとこに気がついたな。台湾から出展してるメーカーやな。ものっすごい地味やった。みんな通過していくねん。
《副》言葉がわからんかもしれんもんな。
《会》たぶんわかる人がおるんやろけどな。
《副》またモザイクや。
《会》まああれやな、俺はツーカーやから。
《副》ものすごいわかりにくいけど、天文単位？
《会》いや、もいっこのほう。旧い言い方でいうと、みかか。
《副》まあ会社はべつやけどな。ドコモは。
《会》言うなよ。
《副》ええやろ、俺は。
《会》検索されたないねん。
《副》大丈夫やって。ぎょうさんおるから。
《会》まあそうか。ほなええわ。
《副》車やん。
《会》業界的にはクルマ、やけどな。
《副》あれなんで、かたかななんやろな。
《会》三菱自工のリコール公告広告でも「おクルマ」とか表記してるもんな。気持ち悪いわ、あれ。
《副》これ三菱か。
《会》これは日産や。ティーダや。出たばっかりの新車やったで。だから写してみた。後部座席がたしかに広そうやったわ。
《副》たしかに、の意味がわからんけど。
《会》いや、シーマなみらしいで。
《副》シーマがようわからんから。
《会》話にならんな。シーマは日産の高級車やん。シーマ現象やん。
《副》旧いな。
《会》ちなみに俺が中学のとき、友達と歩いてたら友達が遠くを指さして「シーマや」って言うてんけど、俺はシーマという単語が脳になかったから「椎葉？」って別の友達を探してた、ということがあったわ。
《副》初めて語られるシーマの謎やな。
《会》たしかに語ったのは初めてやけど、謎やないから。でも、シーマと聞くとまずこの思い出が浮ぶねん。不便やわ。
《副》ティーダの話はないの？
《会》べつにないな。あ、俺「ＴＩＤＡ」やと思ててんけど、「ＴＩＩＤＡ」らしいわ。
《副》じゃつぎいこか。
《会》めんどくさいから２こいっしょにいくけども、あたらしい携帯電話の提案やな。提案ちゅうか、売るんやろけど。
《副》新聞でみたわ。もいっこなかった？
《会》あったけどな、俺あんまり興味が無かったというか、ここめっちゃくちゃ混んでてん。おまえらそんなに携帯電話に興味あるんかい、て思たわ。
《副》おまえはあんまりないもんな。
《会》ないけどＴＶ電話のやつは試してみたで。なんとなくＴＰが薦めるから。
《副》ＴＰの誘いには弱いからな。
《会》まあ数分にわたってテレビ電話のよさを伝えられたわ。とくにタイプではなかったものの、やっぱりよう勉強しとるなあ、って感心した。
《副》ほんで、乗りかえるんか、ツーカーから。
《会》いや、そこではＴＶ電話っておもろいですねえ、て言うたけど、あんなもん、相手が若女やからおもろいんやろ。
《副》それはそうやろな。
《会》しかもその電話の相手が目の前におったからな。そらおもろいわ。
《副》ほな、当分はツーカーや。
《会》そやな。天文単位はいま伸び盛りやからな、俺にはきついわ。
《副》棚？
《会》棚やな。
《副》どういうデジタル技術？
《会》これな、無線ＩＣを使う技術やねんけどな。この棚に入れるファイルに無線ＩＣチップを埋め込んでおくわけや。ほんで、この棚に入れたらこのファイルが入りました、って棚が認識しよるわけやな。しかもこの扉は無線ＩＣ鍵カードを持ってないと、あかへん。つまり誰が持ち出したのか、もわかるわけや。
《副》便利なんかな、ぎょうさん人とファイルがあるとこでは。
《会》ちなみにこれコクヨやけどな、この裏手にもべつの棚を置いてあって、これはまあ、二次元バーコードやったっけ、ＱＲコードやったっけ、うろおぼえで言うけど、それをファイルと、それぞれの紙に印字しておいて、出し入れするときにスキャンしとけばどこにあるかたちどころにわかる、ていう棚やった。ＰＣとも連携して、ＰＣで検索したら、それはどこの棚のどのファイルにあります、っていうのがわかるらしいわ。
《副》おまえ、絶対興味ないくせに、えらい詳しいな。
《会》そこにおったコクヨのおっさんにつかまってもうてな。おれ聞き上手やん、えんえん話を聞かされてん。俺の職場では完全に必要のないもんやねんけど。
《副》しかもＩＣチップ組み込み型のほうがスキャンせんでええぶん楽やしな。
《会》だからおっちゃんも必死やったんやと思うわ。
《副》まあでも、図書館とかでＩＣチップ導入したら、便利になるわな。
《会》ただ、このおっちゃんのシステム、リレーショナルファイリングシステムいうみたいやけど、これはめんどくさいな。
《副》そんなこと言うたるな。
《会》３枚いっしょにいったろ。
《副》天文単位やな。というかいちばん扱いでかいやないか。好きなんちゃうんか。
《会》モザイク入れるのが好きやな。かなり細かい部分にまでボカシ入れたった。
《副》手間なことをするもんですな。
《会》米朝師匠や。
《副》うらごしにかけるんですな。
《会》「味の招待席」や。
《副》えらいもんやなあ。
《会》笑福亭鶴瓶が運転する車に乗って狭い道を進んでたときの米朝師匠や。もしくは梅香を襲名する、ていう話になったときの米朝師匠や。
《副》パペポ見てなかった人にはぜんぜんわからんから。というか見てた人も覚えてないから。
《会》ほんまか。塚本７キロとか、わからんか。上岡のようわからん歌とか（しかも歌うとき首を振る）、公園でうんこをにぎりつぶした話とか、靴をおかずにオナニー大会した話とか。
《副》おぼえてないって。
《会》いまぐぐったら「塚本７キロ パペポ」でいくらか出てきたで。２ちゃんねるのスレが。やっぱりみんな印象に残ってたんや。２ｃｈ以外では３件（うち萬有お笑い研究所）やけど。
《副》それは「みんな」て言うてええんかな。
《会》ていうか、今年の初夏にパペポスレが立ってるな。異常やなこれ。淀川の話とかしてるんかな。鼻の穴に指つっ込んで往復ビンタとか。半分だけの吸殻入れとか、嫁とたまたまラブホに泊まって見たビデオが「パパ ぬるぬるして」と「顔面シャワー」やったとか（当時の俺は意味がわからなかったが）、うわー、どんどん思い出すわ。
《副》おまえ、スレ読んでるやろ。
《会》いや、スレに出てないことしか書いてないで。
《副》思い出しすぎや。
《会》、ほんま、進まへんな。
《副》おまえのパペポの話からや。
《会》それを言うたらお前が米朝師匠の真似をするからや。
《副》お前が勝手に解釈したから俺も乗ってんやんけ。
《会》そんな検索者の尠い単語で盛り上がってもしゃあないねん、シーテックや。シーテックジャパンの話をしようぜ。コンパニオンの話とか。
《副》写真の話をしようぜ。
《会》そない言われたらそうや。まだ全体の半分もいってない。
《副》まるい電話やな。
《会》これも天文単位やねんけどな、京セラやねん。俺のも京セラやからちょっとさわってみてん。ふたについた液晶窓で、ボタンを押すと人型のものがいろいろ動くねん。これがおもろいな、とおもた。これどういう意味があるんですか、って聞いたら、意味はないねんて。
《副》そういうの、おまえ好きやもんな。
《会》もし乗りかえるならこれがいいな、て思たわ。
《副》乗りかえへんけども。
《会》ＥＺナビウォークもやってみた。これおもろいですねえ、って感心しまくったった。
《副》売りつけられる心配がないとお前は言いたい放題やな。
《会》喜んでほしいやん。俺って、他人の笑顔がエネルギー、みたいなとこあるやん。
《副》つぎの写真いこうぜ。
《会》これは東芝やね。
《副》東芝。
《会》去年と同じリアクションやな。
《副》東芝と聞くと、やっぱりな。
《会》いちおう仏友会のことをしらん人に書いておくと、東芝というのはトップ頁の４駒漫画に出てきてる髪の長い男の名前。
《副》それはそれとして、女を写せよ。なんで男やねん。
《会》いや、すらすらと立て板に水でＨＤＤのサイズを言うてたのがおもしろくてな。つい。
《副》そんなんをおもろがってるのはお前ぐらいやと思うわ。
《会》うつむいて笑いをこらえるのに必死やったわ。
《副》だからなんで男の写真やねん。
《会》男の人はな、躊躇せずに撮れるねん。
《副》かといって２パターンも撮らんでも。
《会》いや、右のはちゃうで。去年の写真。
《副》そういわれれば髪形もちゃうな。この人は２年連続でシーテックに出てるんや。
《会》社員かもしれんな。
《副》ほんで、ほんまに同一人物なんか？
《会》そない言われたら自信がないな。確認したわけでもないからな。
《副》まあ、どっちゃでもええわ。
《会》これ電話。
《副》見たらわかる。
《会》各社携帯電話のコーナーがあるねんけど、ツーカー向けは尠いねん。嬉しくて撮ってもうた。
《副》今日び少数派のスティック型やな。
《会》うん。でも質感とかは良かったで。かわへんけど。
《副》お前にとってどうでもええもんをここで紹介するなよ。時間もないのに。
《会》そない言われたらそやねんけど。
《会》ビクターはもちろん、ＨＤＤ搭載ビデオカメラのエブリオの実機を触りにいったな。
《副》どうやったん。おまえ既にペーパーモデルをつくってさわってたわけやん。
《会》いや、よかった。液晶画面がちょっと小さいのは気になったけど、どうせ液晶画面なんかファインダーがわりやねんし、ノーファインダーで撮るし。
《副》盗撮？
《会》いやいや、乗り物にくっつけて、ってまたやるがな。
《副》さすがに振動に強くても自転車につけたら、こわれると思うで。
《会》そうかな。
《副》ほんでどうなん、買うの？
《会》いちおう必要な金を封筒に入れて隔離したよ。
《副》完全に買うつもりやん。
《会》地震やで。
《副》時事ネタやな。
《会》ちなみに今は２００４年１０月２３日です。
《副》かなりの大地震やろ、あれ。
《会》そやな。あのね、みなさんもご理解いただければ幸いやけども、震度６の弱と強はぜんぜんちゃうから。強が出たってテロップ見て、あーえらいことになるなあ、て思たもん。思たところでなんもでけへんねんけどな。
《副》お前ふだんこういう大事件とか興味ないわりに、ようテレビ見てるよな。
《会》いや、今年な、ちょうどこの辺を自転車で走ったやんか、三条とか小千谷とか十日町とか長岡とか、うわー俺知ってる、俺の走った道やん、みたいなあれでな、ヒトゴトやない気がしてつい見てしまうな。
《副》ほんで写真はなにあれ。
《会》え、お前あの大地震を茶化そうとしてる？
《副》いや、そういうわけやないけども。
《会》俺はな、日頃から、どんなものでも笑いのネタにできる、と言うてるねん。
《副》９・１１の時にも言うてたもんな。
《会》なんていうんかな、不謹慎、そらそうやねん、不謹慎に決まってるねん。せやけどな、だからいうて笑いを志す者がそれを忘れたらいかんやろ、と言いたいわけや。たとえそれを聞いた者の９９％が不快感を得たとしても、俺らは笑いに転化しようとする努力を忘れたらいかんと思うねん。
《副》ご高説はけっこうやけども、ここで語る話ではないわな。複数形にされても困るし。
《会》そうか。ほならええわ。べつにおもろいことも思いつかんし。
《副》だから写真の話をせえ。
《会》これ三菱電機やな。あの、メガネ型のディスプレイいうんかな、ウェアラブルな感じの。
《副》ほんで立体映像が見えるねんな。
《会》いや、べつにそうではないねんけど。片目で見るだけやから。
《副》えー、またどうでもええ写真かい。
《会》これをかけてくれるのがＴＰやねん。視線をディスプレイとあわさなあかんから、こっちの目をじっと見つめながらこんなかんじや。
《副》ちょっとした恋人気分やな。
《会》説明員の男もおったけど、みんなＴＰのところに並んでたな。
《副》そらしゃあないわ。その様子をわざわざ撮影するお前もどうかと思うけど。
《会》これはまあ、こういうのがありましたよ、と記録にとどめとこうかな、と。
《副》ブルーレイとＨＤ ＤＶＤのどっちが勝つんやろなあ。
《会》ブルーレイのほうは、べつになんも展示してなかったような気がするわ。
《副》やらんでも勝てる、いうことかな。ソニーと松下がブルーレイやろ。
《会》まあほかにもあるやろうけど。ＨＤのほうもいろいろあるやろうけど、俺はどっちでもええぞ。
《副》「巨人殺人」のときの東のりや。
《会》わかってくれてありがとう。
《副》また車か。
《会》いやいやティーダみたいなこれからどんどん街中で見る大衆車とちがうで。ルノーのアヴァンタイムやで。おれ初めて見た。
《副》おれは興味ないからどうでもええわ。
《会》ルノーのサイトによると１０のディーラーで試乗できるみたいやな。＜下記のルノー販売店にてアバンタイムの展示車・試乗車をご用意しております。＞って書いてあるわ。
《副》ヴァ、じゃないねや。バ、なんや。
《会》ここはな。ヴァ、のとこもあるねんけど。
《副》自社の製品やのにな。
《会》もう生産終了してるみたいやな。カーセンサーのサイトでも１台しか出てこおへんわ。
《副》というか、これは、シーテックとは、関係、ない、よな。
《会》ないな。
《副》またやん。
《会》いっかいひととおり見終わって、またアヴァンタイムを撮りにもどってん。
《副》戻るのはお前の勝手やけども、ここに載せる必要ないやん。
《会》いや、このケツがルノーやん。
《副》ほんま、どうでもええ。
《会》なんか、今回お前にとってどうでもええ写真ばっかりみたいやな。
《副》すまん、今回といわず、ずーっとそうや。俺は「ネタ写真」のコーナーだけが好きやねん。
《会》そうか、すまんかったな。
《副》これはおもろそうやな。
《会》いつものように、ＴＰを撮影する人たちを撮影してみた。
《副》ほんま、ぎょうさんおるんやな。
《会》うん。ここにまぎれたら平気で撮影できるはずやねんけどな、俺にはでけへんかったわ。
《副》それをやってくれよ。ほんで俺にくれよ。
《会》これはあたらしいＤ−ｓｎａｐやな。
《副》興味あったんや。
《会》いや、ない。
《副》ほんならなんで載せんねん。
《会》これの台をみてくれ。
《副》円いな。
《会》円いやろ。ってそういうことやないねん。この商品を固定する部材がないやろ。
《副》ほんまやな。ただ乗ってるな。斜めの台に。
《会》これがな、この台の表面に、なんか貼っとるねんな。滑り止めみたいな、シリコンみたいな、ダッシュボードに置いて小銭が滑りまへんで、みたいなアレを。
《副》ほんで落ちへんねや。
《会》ほかのメーカーはみんな、台に支えの部材をつけてたけど、パナソニックだけは、この形式やってん。これ正直いうてな、店頭ディスプレイ方式の革命になると思うで。
《副》気いつけて置かんでもええしな。
《会》商品ごとに違うかたちの台を用意せんでもええしな。
《副》でも置いてある商品には興味がなかったんや。
《会》なかったな。撮影しにくそうやん。
《副》たしかにな。富士のこんなやつもすぐ消えたしな。
《会》どんどんいこ。
《副》さっきから、話が中途半端なまま次の写真にいってると思えへん？
《会》消化不良な感じがええやろ。
《副》ええんかな。
《会》これおもろかったな。
《副》可視光通信コンソーシアム、ってなんや。
《会》後半のかたかなはようわからんけども、通信手段に可視光を使おう、いう人らや。
《副》可視光ってふつうの光か。
《会》うん。光で情報を移動させるねん。ここにあったんは、受信機とヘッドホンがいっしょになったもんやな。ほんで天井からいくつか光が出てるわけや。その光の当たるところに行くと、音が聞こえてくるわけやな。
《副》電波とかよりもはるかに狭い範囲に向けての発信ができるんやな。
《会》うん。おもろかった。実用性はようわからんけどな。昼間に外で、とかでけへんやろうしな。まあなんなとあるやろ。
《副》お前よりうんと賢い人らが考えとるわけやからな、なんかあるやろな。
《会》これはなんのメーカーかまったくわからんけど、銭湯ふうのブース設計をしてておもろかったな。
《副》ネタ写真ぽいやん。
《会》これはこれで終わりやけど。
《会》さいごにもっかい、場内の様子を見てもらおうか。メッセは２階から入場する方式やから撮りやすくてええわ。ビッグサイトはいかん。
《副》外か、もう。
《会》外やな。海浜幕張駅からメッセに向かう途中にほぼみんなが通る道や。
《副》シーテックの横断幕やな。
《会》ここでちょっと、気になるところがあってな。
《副》どんな。
《会》アップにしてみるで。
《副》ようわからんな。
《会》主催のとこな。左に団体のロゴ、まんなかに略さない称、右に略称や。
《副》ＪＥＩＴＡとＣＩＡＪのロゴと略称が逆になっとるな。
《会》これは大変なミスやで。
《副》そうやな。略さない称がどっちを指すかがわからんようになってまう。
《会》まあ、終わってしまった今となっては、どうにもならん話やけどな。
《副》ほんでまた海に行ったんや。
《会》行ったな。海の男やからね。
《会》もらいもんのコーナー。
《副》まあコーナーでこそないけれども。
《会》マグネット、ライト、ボールペン、うちわ、以上。
《副》マグネットの会社はモザイクいらんのか。
《会》もうええやろ、みんな忘れてるよ。
《副》お前が「○○ちゃん」コールの中ダーツをしたことはな。
《会》蒸し返すな。
《会》これはアルプスの手提げ袋やな。
《副》主張せえへんかんじのええ袋やな。
《会》いま思えば、ＷＰＣエキスポに、これ持って行ったら良かったな。
《副》袋くばりまくっとるやろ。
《会》いらんもん、アルプス以外は。
《副》入場証や。
《会》平織のストラップにはＣＥＡＴＥＣ．ＣＯＭってぎょうさん書いてあるな。
《副》りっぱなもんや。
《会》いまはデジカメ用のストラップに使わせてもろてる。
《副》関係者のようやな。
《会》まあ、黄色いからビジターなんはすぐわかるけどな。青いのんをうまいこと入手する方法を考えよう。
《副》次回の課題やな。
《会》おしまい。
《副》おしまい？
《会》うん、いちおうはおしまい。
《副》いちおうは？
《会》いちいちおうむ返しするなよ。
《副》いやいや、まだあるんかい、と。
《会》あるよ。ここからはお前の大好きなセクシー特集やんか。
《副》ほんまか、なんやねん、あるんやったら最初に言えよ。もっとテンションあげたのに。
《会》そうやったんか。まあ、見てくれよ。
《副》どこにあんの。
《会》あ、別ファイルにしてみた。下にリンクを張っとくから、見たくない人はクリックせんように。
《副》おれ先いくわ。