２００６年１０月３日。幕張メッセ。
シーテックジャパンへ来たのだった。
俺にとっては５回目のシーテックジャパンですよ。
例によって事前登録をしておりましたのではがきが来ておりまして、それを入口で受け取ったホルダーに挿入しポケットに入れれば完了であります。
ただ、今日は初日でございまして、初日というものはだいたい午前中にプレス向けにもちいられ、俺などの一般庶民は１２時からしか入場できないのであります。ここでいくら書こうとも俺はプレスではないのであります。
《副》そらそうやろ。プレスっちゅうのは圧力団体のことやろ。
《会》うわ、久々登場でいきなり駄洒落や。
《副》新聞の諷刺漫画に出てきそうなことを言うてしもたな。
《会》ええように言うな。
《副》ええか？
《会》とんとん見ていこうぜ。
《副》ほんまひさしぶりやろ。いつぶりや。
《会》そういうのはようわからん。
《副》これ見ろよ。
《会》おまえ、ええもん知ってるな。
《副》お前がつくっとんねん。
《会》うわ。
《副》どないした。
《会》１月のオートサロンレポ以来や。
《副》あれ、ネタ写真のコーナーは。
《会》今年に入って１回もやってへんわ。
《副》１年もやってへんかったら存分にネタが集まってるんやろな。
《会》確認してないけど、そうかもしれん。今年中には１回やろうぜ。
《副》写真の話をせんかったよ。
《会》ええやろべつに。アルプス電気のブースの上にはおっきい垂れ幕みたいなのがあったよ、っていうだけのはなしや。遠くから見えて便利やろ。
《副》おまえがモーターショーのときに、「シーテックとかもしたらええのに」、って言うてたよな。
《会》もしかしたらアルプスのひとが俺の意見に賛同したんかもしれんな。
《副》それはないけども。
《会》ないか。
《副》ほんでミニゲームは。アルプスのミニゲームといえば仏友会やろ。
《会》その括りはようわからんけども、今年はなかった。ミニクイズやった。
《副》ミニクイズか。チャレンジはしたんか。
《会》いや、せんかった。１回通しで見たら、全問正解してまうやろ。そんなもんおもろないやん。
《副》たしかにな。お前の意見はぜんぜん通ってなかったいうことやな。
《会》来年こそはハプティックコマンダを使ったミニゲームの復活を希望するわ。
《副》アルプスの中の人、見てたらお願いします。アホが言うとりますんで。
《会》これはtycoでええんかな。海外の会社なんかもしれんな。
《副》屋根がついとるな。
《会》うん。こんなに屋根がきっちりついてるのはおもしろいなあと思って写してみた。
《副》ということはそれだけやねんな。
《会》だって、中を見てもさっぱりわからんもん。
《副》５年目になってもやっぱりデバイスゾーンはわからんか。
《会》わからんな。まあ、どうせビーサンやから、中の人もわからんやろと思って話しかけても来んけどな。
《副》それはそれで痛し痒しやな。
《会》あー、俺のん取った。
《副》クルマやな。
《会》マーチやね。いうまでもないけども日産やね。
《副》日産が出展してたんや。
《会》いやいや、そういう意味やなくて。これ住友３Ｍのブースやったかな、いろんなところに住友のもんが使われとりまっせ、いう感じやったわ。
《副》ほう、ほんで。
《会》いや、それだけ。
《副》それだけ？
《会》クルマがあったから写しただけやから。
《副》そういうのは、お前の心のアルバムにしまっといてくれ。
《会》ていうかね、このコーナーを好きな人がおるらしいよ。
《副》そらまあ、おるやろ。
《会》いやあ、さすがにな、俺も自分でつくってて思うねんけどな、これ、俺らだけがおもろいコーナーやん。
《副》そういう部分はあるわ。インターネットで公開する必要がない気もしてたわ。
《会》おまえ、そんなふうに思てたんか。
《副》お前の話に乗っただけやないか。めんどくさいなあ。
《会》写真みようぜ。いつものように。
《副》そやな。まわりの視線なんか気にすんな。
《会》そやな。
《副》素直やな。
《会》いや、おもろいことが思いつかんかった。
《副》おもいっきり気にしてるやないか。
《会》写真見て。
《副》こういうときはたいした写真やないということを俺もわかっとんねん。な、全体図や。
《会》そやな。村田製作所やな。
《副》それいちいちリンク張っていくんや。
《会》なんとなく流れでこんなかんじになってしもたな。
《副》シーテック出展社のリンク集に自動的になるわけやな。
《会》それは、ならん。
《副》お、ムラタセイサク君やん。
《会》覚えたな。去年も出てたからな。ちなみに去年のはこんなんやったで、いうのを見てもらおうか。
《副》あんまりかわったように見えへんけどな。
《会》でもフルモデルチェンジしたモデルらしいで。
《副》ふーん。もっと変えたらええのに。
《会》ブラックボディとかな。
《副》色だけかい。
《会》さらにセイサク君やけども、これはＴＢＳにインタビュウを受けてるときやな。インタビュウするんで、いうてまわりの座布団を外されてたわ。
《副》でも倒れへんのは偉いな。
《会》ほんで、セイサク君が坂道のぼったりＳ字カーブを曲がったりとか、前より六つかしいことをやりよったな。
《副》バージョンアップしてたわけやな。
《会》うん、でもな、あれな、セイサク君がペダルを踏んでるわけやなくて、タイヤが回るから足が上下する、いう感じやったな。セイサク君がハンドルを操作してるわけじゃなくて、ハンドルの動きに手がのっかってる、いう感じやったな。
《副》言うてええことと悪いことがあるぞ。
《会》今の俺は、どっちやった。
《副》べつにどっちでもなかったけども。
《会》うわー、なんかここらへんまで、とくにおもろいこともないまま進んでるよな。
《副》読者にがっかりされてるかもしれんな。
《会》とはいえ！
《副》なんやねん。
《会》読者の期待を裏切ってこその、我々のトークではないだろうか！
《副》なんやそのテンション。
《会》そういうわけや。フリがオチにつながらんかったりするのがええねやろ。
《副》開き直りやけどな。
《会》写真見て。
《副》台湾やろ。よう見るよ。ここで。
《会》うん。これがな、年々スペースが広くなってるねん。えらいもんで、今年は中国とかからも来てたわ。
《副》まあ、そういう話も入れといたほうがええやろな。
《会》そう思って入れてみた。
《副》これはなに？
《会》どこやったかな。だいたいで書くけどたぶん太陽誘電やな。ＤＶＤでオナジミの。
《副》なんかおもろいもんがあったんや。
《会》いや、そういうわけでもないねんけど、こういうふうにアンケートをとらせて、ほんで景品をわたす、いう形式のブースがぎょうさんあってな。そういう光景として写してみた。たまたま太陽誘電を写しただけの話や。
《副》お前はどれくらいアンケートに答えたんや。
《会》いや、俺はぜんぜん。言いたいことあったら言うたけども、べつにそんなアンケートに答えてもな。
《副》たしかにな。めんどくさいだけやな。
《会》これはまあ、なんちゅうこともないねんけども、どこやったかな、日立金属グループやな。ボールの中にセンサを仕込んで、投げたら球の動きがわかるよ、いうもんや。
《副》おもしろいの？
《会》うーん。プロジェクターに映されたバッターに向かって投げるねんけどな、投げた球の感じで、いろんな魔球が投げられる、いう話やったわ。
《副》おもしろいの？
《会》おれに言わすな。
《会》これはクルマやね。日産の。
《副》日産が出展してたんや。
《会》うん。
《副》さっきのマーチとは違ってほんまに日産が出してたんや。
《会》うん。おれも意味がようわからんけども。これはショーモデルやな。名前は忘れてもうた。調べてもようわからん。手元に写真がないからたぶん東京には来てなかったと思うねんけども。
《副》なるほどな。そういう判断の仕方なんや。
《会》まあどうでもええのよそういうのは。
《副》どうでもよくないのがここなんや。
《会》うん。スライド型ドアやってんけどさ、これ、ドアがレールをすべっていくんじゃなくて、ひじ掛けの部分が支点になってドアが動きよるねん。いや動いてるとこを見たわけじゃないねんけど、そんな感じやねん。それをこの写真で感じてほしいねん。
《副》ふーん。おれはあんまり感じひんけども、まあ感じた人は良かったね。
《会》おまえ、つれないなあ。
《会》これ電子ペーパー。どこやったかな。そや、資料もろたんや。富士通。
《副》電子ペーパー、いうのもこういうイベントでよう出るよな。
《会》そない言うたら、去年でまくってたように思う有機ＬＥＤはあんまり見んかったな。いや、あったけども、より実用的なかたちであったけども、たとえば車載用オーディオとかそういうところでな。あとどっかのコンパニオンが持ってたな。
《副》ほんでこれ、おもしろいの？
《会》うーん、書き換えの速度はあんまり速くないから、動画とかは無理やけども、まあ本とかにするんかな。ちなみに東日本旅客鉄道の人がごっつい話を聞いてたな。これあったら電車の中吊りとかとりかえる必要ないもんな。
《副》でもお前には関係ないよな。
《会》それを言うな横山〜
《副》なんでいまそれを。
《会》なに言うてんねん。元祖ハンカチ王子やないか。
《副》うわ。言うてもた。というかわかりにくい。
《会》わかりにくいことを否定したらここの存在理由がないぞ。
《会》電話会社も来よるわ。もうぼかすのもめんどくさいわ。
《副》ツーカーの親会社やしな。
《会》それもある。
《会》これがな、ほしいねん。Ｗ４４Ｋ。
《副》ａｕの携帯電話がほしいねや。寒いことを言うなよ。
《会》お前な、キャリアごとの純増数はずっとａｕがトップやねんど。大勢のひとを敵にまわすことになるねんど。
《副》なんやそのしゃべりかた。
《会》裏を見てもらう必要はあんまりないねんけども、これ厚さ１５ミリやねん。それだけが理由や。
《副》おまえなによりも薄いのんが好きやもんな。
《会》うん、でもな、なんか年内に出たらいいですねえ、くらいの先の話らしいわ。
《副》それまで我慢や。
《会》我慢してたらな、ソフトバンクが１３ミリ弱のを出しよるらしいということを知ってな。７０６ＳＣいうてな。
《副》さらに薄いやん。
《会》うん、ほんでどないしょっかなあと思てる。Ｗ４４Ｋは京セラやねん、７０６ＳＣはサムスンやねん。
《副》微妙なとこやな。いまのお前のが京セラやもんな。
《会》うん。ほんでまあ、７０６ＳＣの実機をさわってから考えようと思てな。
《副》おまえの日記やなこれ。
《会》うん。ちなみに今は２００６年の１０月１５日やからね。
《会》デジタルラジオが気になってしゃあないわ。
《副》対応携帯電話まで出るんや。なんか放送予定は白紙になったって聞いたけど。
《会》うん。おれも心配してるねんけども、なんか来年からやりまっせいう報道もあるわ。ふつうに「ゆうゆうワイド」が聞けるんやったらええけどな。
《副》独自のしょうもないコンテンツじゃなくてな。
《会》独自のコンテンツがしょうもないとか言うてるのは俺じゃないですからね。
《副》おまえはいっつもそうや。鶴瓶が下ネタ言うたときの上岡龍太郎といっしょや。
《会》わかりにくいことを言うな。
《会》はーい、ドコモ。
《副》なんかあんの。
《会》あれ、なんもないわ。なんの記憶もないわ。ａｕと違って薄暗かったことくらいしか記憶にないわ。
《副》これが噂の、いちおう載せてみた、いうやつやな。
《会》ご名答。
《副》ふるいねん。
《会》これたしかＮＥＣやね。なんかね、声で感情を判断してＬＥＤの色がかわる、いうのをやっててね、これがＴＰがどんな声を出しても悲しいみたいに判断されてね。
《副》ぜんぜんあかんやん。
《会》おれもそない思た。あとな、ＨＭＤ式のナビシステムみたいなんがあったな。それを覗くと、実際の画面ごしに、建物の名称とか何階に何があるかとか、ＣＧで現されるらしいねん。
《副》すごいがな。
《会》でもな、そんだけの大容量データをどないすんのん。あと、顔の向きとかはどない判断さすのん。
《副》まあ、近未来やから。
《会》おれもそれで納得したけども。
《会》これ松下やね。１０３型のでっかいテレビが並んでた。
《副》これほんまにデカイな。
《会》でかいやろ。そんだけやけど。
《副》やっぱり。
《副》これだれやねん。
《会》いや、松下のあの説明にいちゃんおるやん。あの人がまたおるかなあと思て。
《副》こんなひとやったっけ。
《会》いや、俺もな、３枚くらい写してんけど、違うと思うねん。
《副》コンパニオンには目もくれず、男ばっかり写してたんや。
《会》うん。でも、ほんじゃあの人はどこにいってもたんやろ。
《副》東芝松下ときて、どこへいくんか、楽しみやな。
《会》お前も楽しみになってきたか。
《副》ごめん、乗っただけや。
《会》これ気になってたよ。ワーズギア。本をこれで読む、いうてね、ソニーのリブリエとか東芝のシグマブックとか出てるけども、それらとどう戦うねん、いうのが気になるやん。
《副》俺はあんま気にならんけども。
《会》で、これが実物。
《副》俺から見れば写真やけどな。
《会》そういうことを言うな。おれがわざわざ手に持って写してきてんから。
《副》ということはこの手はお前の！
《会》驚くポイントがおかしい。
《副》んで、どうやったん。
《会》操作性がすげえわかりやすいで、って自賛してたシステムやねんけども、俺にはちょっと、あんまり、あのな、指をスライドさせて云々、いうのは俺な、ギガビートのころから疑問をもっててな。
《副》わかるよ。クリック感に欠けるよな。
《会》なんかお前に言われたら腹たつけど、そういうことやねん。カチッカチッと頁をめくっていきたいねん。だからこれはダメー。
《副》出たねバッサリ。
《会》うん。あかんわ。ほんでアメリカで出るリブリエの新型とかは、出品されてなかったから残念やわ。
《副》それを比べたかってんもんな。
《会》うん。そもそもまあ、厚さはともかく、大きさは文庫本サイズじゃないとあかんと思うわ。じゃまっけや。
《副》これ持つくらいやったら文庫本を持ってたほうが楽やもんな。
《会》そやねん。なんぼこの中に仰山入っても、いっぺんに読まれへんやんどうせ。
《副》そやな。
《会》だからダメー。
《副》また言うた。
《会》これもパナのブースやな。
《副》えらい気になるところがあったんやな。
《会》これな、この１０３型の大画面やと、ふつうにテレビを映しながら、そのまわりにいろんな情報を表示させたりできまっせ、いう説明をしてたわ。
《副》ええがな。ええことやがな。便利やがな。
《会》でもな、それやったらせっかくの大画面が生きひんやん。１０３型もあんのに、けっきょく見るのは７０型相当の画面しか見いひんのかこれ買うた人は。んなわけないやん。
《副》たしかにな。
《会》だからこれもダメー。
《副》やっぱり。
《会》これはパナのブースを遠目に見たところやな。
《副》画面だらけやな。
《会》これは日立のブースを遠目に見たところやな。
《副》画面だらけやないか。
《会》これはパイオニアやな。
《副》やっぱり画面ばっかりやないか。
《会》これソニーやな。ソニーのロゴよりブラビアのロゴのほうが大きかったな。
《副》画面につぐ画面やないか。
《会》液晶のシャープやな。
《副》これまた画面そして画面やないか。
《会》ほんでビクターや。
《副》画面まみれやな。
《会》さいごに日立。
《副》画面…思いつかんわ。
《会》まあそういうことや。
《副》そんだけ今は大画面テレビ花盛りいうことやな。
《会》うん。おれ全然興味ないからおもんなかったわ。
《副》じゃあぜんぶひっくるめてダメー！
《会》いや、ダメではないよ。
《副》えー！
《会》これはパイオニアや。
《副》車載ロボット。すごそうやな。いろいろやってくれるんやろ。
《会》いや、運転の手伝いとかはしてくれへんねん。まあダッシュボードに置いといて、車に乗り込んだらこのカメラが顔認識機能がついてて、なんか挨拶してくれたりするねん。ほんで信号も見えるから、黄色になりましたで、みたいなことも言いよるらしいわ。ほんで荒っぽい運転をするとさわいだりするらしいわ。ほんで勝手に写真を撮ったりするらしい。
《副》それだけか。
《会》それだけらしいわ。ほんで横におった技術者ふうの人に意見とかないか聞かれたから、いろいろ言うたよ。
《副》言うたったか。初日やったからその人も練習台にええと思たんやろな。
《会》うん。そもそもダッシュボードに置いたらじゃまやから天井につけたらええんちゃうかとか、いずれナビと連動さしてこいつが道案内するようになったらええんとちゃうかとか、顔認識いうても人間の顔がある、って認識するだけらしいから、それぞれ個別に認識できるようにして、初めて乗った客には初めましてくらい言わすとか、そんなんよろしいんちゃいますのん、って言うた。
《副》けっこう言うたな。
《会》うん。この試みはおもろいと思うねん。これ自体はまだなにとも連動してないねんけど、ナビだけじゃなくていろいろ連動させたらおもろいと思うで。居眠りも感知できるやろうし、飲酒も感知できそうやしな、走行時間が長くなったら休憩どうでっか、言うたりな、あとせっかくパイオニアやねんからナビ子さんの形にするとか、ドラえもんでもええわけやからなこれ。なんとでもふくらむよな。となるとパイオニアのこれまでの販路だけではない部分に展開していく必要があるやろうな。
《副》めちゃめちゃ気にいってるやん。
《会》車に載せっぱなしいうのももったいないな。車のいろいろなもんとは無線でつなぐことにして、自宅に連れて帰りたいな。ほんでこいつが勝手に撮影した写真を部屋で鑑賞するとかな。
《副》まだ続くの？ その夢話。
《会》ほんならええわ。発売を待とう。
《副》そのまえに車を買えよ。
《会》メモリースティックのブースやな。
《副》ここも定番のスポットやな。このコーナーでは。
《会》そやねん。今年はどんなＶＷの車が来てるんかな、思て行ったら、なかった。
《副》なかったんや。やっぱりあんまりいらんかったんやん。
《会》たぶんな。狭かったし。
《副》これは写真が暗いなあ。
《会》暗い場所やってん。これ東芝のＳＥＤの説明をしてるとこやってんけどな、松下の所にあの兄ちゃんおらんかったから、東芝に戻ってんちゃうか、って思てやな。
《副》ほんで写したんや。もっと明るいときに写せよ。
《会》ずっと暗かってん。ほんで暗かったからもっかい写そう思たらコンパニオンに撮影は控えてくれいうて注意されたわ。
《副》コンパニオンが注意役なんや。なんかかわいそうやな。
《会》うん。ほんでなんでか言うたら、この奥のほうにＳＥＤがあって、ラストサムライかなんかを上映しててん。
《副》ＳＥＤは警戒厳重やな。
《会》うん。おれべつにＳＥＤに興味があるわけじゃないのに。
《会》これがＳＥＤ上映小屋やな。
《副》行列ができてるな。
《会》うん。みんな興味津々や。何時間待ちとかそういうレベルやからな。
《副》でも東芝のブースでふつうにやってたんやろ。
《会》そのへんが俺も不思議やねん。みんな気づいてなかったんか、もっと大画面で見たかったんか。
《副》おまえ、この人は！
《会》そやねん。俺が探し求めてたあの人や。
《副》探し求めるなよ。どこにおってん、日立か。
《会》いや、それは向かいのブースが映ってるだけやから。やっぱり松下におったよ。
《副》あんなに映りこむの？
《会》それは言うな。
《会》今回はそんなもんはどうでもええねん。アルプスのミニゲームにしろメモリースティックの車にしろ、ふかふかじゅうたんのＮＥＣエレクトロニクスにしろ、俺の期待を裏切りまくってへこんでた俺の心を癒してくれたわ。
《副》この兄ちゃんが。コンパニオンに癒してもらえよ。
《会》だってー。
《副》というかＮＥＣエレの話が出てなかったけど、ふかふか絨毯ちゃうかったんか。
《会》出展してなかった。
《副》絨毯に金を使いすぎたな。
《会》絨毯くらべをしようと思って、いくつものブースの床ばっかりを撮影しててんけどな、ぜんぶ没や。
《副》もともとそんなもんは没や。
《会》調子に乗って写してたら変な顔が撮れてもた。
《副》こういうのは、お前の心にしまっとけよ。というか撮りすぎ。
《会》たしかにな。そのかわり、今年はコンパニオンが映った写真は１枚もない。
《副》えー！ 俺それだけが楽しみやったのに。
《会》これはハイビジョンエブリオやな。気になってたから見にいった。
《副》どやった。
《会》ん、画面がきれいやったよ。それだけ。ほんでな、これ探してたときに普通のエブリオの置いてあるコーナーがあってな、おれようヨドバシで見てるからええわ、思ててんけど、係の人がぜひ触ってみてください、いうからいちおう乗ってさ。
《副》コンパニオンの誘いには弱いなあ。
《会》いや、メガネのおっちゃんやけども。
《副》なんでやねん。
《会》ほんでいろいろさわりながら、これ、初代の縦型モデルの後継って出ないんですかねえ、って言うたら、やっぱりＨＤＤ容量の関係で、いまは大容量がもてはやされてるからダメですねえ、みたいな感じのことを言われたわ。
《副》それが出てたら買うのにな。
《会》そうやで、あれの後継が出たら買うてたわー。ほんで、今は何をお使いですか、って聞かれて。えーまー、ギガショットなんですけど、みたいな感じで。
《副》うわー、気まずいなあ。
《会》そうやろ。それで話がなんかしんみりしてもうてな、次はお願いしますよ、みたいなこと言われて去ったわ。
《会》これはビクターの大画面やね。
《副》すごいの？
《会》知らん。これは液晶とかプラズマとかと違ごて、リアプロなんとちゃうかな。
《副》というか世間はどんどん１００インチを超えてるんか。
《会》えらいこっちゃ。
《会》またやってたよ。学生によるインターネット放送局。
《副》去年もやってたよな。
《会》誰が聞くねん。
《副》オナニーやな。
《会》去年と同じ結論やけど、オナニーやな。
《副》去年怒られへんかったからええか。
《会》これは帰りに撮った。タクがぎょうさん停まってた。
《副》ふん、ほんで？
《会》そんだけ。
《副》またそんなぐだぐだな終わり方？
《会》もらいもんのコーナー。
《副》もろてきたか。
《会》もろてきたな。ただややこしいことをするのがめんどくさかったから、簡単に貰えるもんだけどもろた。
《副》幕張まで行くことのほうがめんどくさいと思うけどな。
《会》写真みて。
《副》ムラタセイサク君となんかへんな顔や。
《会》変な顔はナップスターのところで貰った。ａｕのとこにあったんかな。なんか２週間無料の番号がついてた。
《副》ムラタセイサク君はなに？ 箱？
《会》そら箱やけども、ただ単に箱をくれへんやろ。村田製作所はアホか。
《副》おーこわ。村田製作所に怒られるで。
《会》お前が言わしたんや。
《会》なかみはこう。
《副》ムラタセイサク君やん。
《会》うん。なんか紙切れを挟んだりするんちゃうかな。
《副》便利そうやないか。
《会》まあ、すぐに箱に戻したけどな。
《副》いらんかったかー。
《会》ほんでこれ。これを配ってたブースの意味がようわからんかってんけども。
《副》まえにも貰ってなかったか。
《会》あれはＷＰＣやな。うまい棒はノベルティとして優れた存在やねんやろ。
《副》ようわからんわ。というか食う前に写せよ。
《会》いや、我慢でけへんかった。腹へって腹へって。
《副》ほなしゃあないな。
《会》ありがとう。
《副》食う前のを見たかったけどな。
《会》あ。
《副》なんや。
《会》あんな、おれうまい棒はやおきんってことは知ってたけどもな、やおきんが販売者で、製造者がリスカやわ。
《副》リスカ。菓子会社か。
《会》そうや、「コーンポタージュ」とか、知ってるやろ。
《副》知らんわ。
《会》まあ俺が知ってるからええか。リスカのサイトを見ると、１９７９年からうまい棒を作ってるらしいで。
《副》ほんじゃやおきんは販売専門なんかな。
《会》そういうことなんやろなあ。やおきんのサイトを見ると、＜昭和35年4月 東京都墨田区大平町において菓子卸、販売業の八百金食品として発足。＞ってあるわ。つくってはないんやな。
《副》なるほどな。勉強になったわ。ほんで、うまい棒は何味やったん？
《会》コーンポタージュ味やった。
《副》ええかんじに終わったとこで、ほな。
《会》ほな。