俺ＶＳ．西武園ゆうえんち
アイドル共和国はなつゲー博物館だった！
９８年か９９年の夏に俺は西武園と対決した。まあだいたいのものに乗って、これといった感慨もなかったので、西武園のゲームコーナーの話。
理由はよくわからないんだけど、ゲームコーナーの名は「アイドル共和国」という。園内マップにもそう書かれている。
もう入口からこうだ。
なんかもうどうしようもない。落書きされても消そうともしないあきらめの感じ。
そんなアイドルタレントのメモリアルを見てみよう。
で、来園したアイドルたちの手形がチャイニーズシアターよろしく飾ってあるわけだが、アイドルと言っても広末涼子や奥菜恵や榎本加奈子じゃないですよ。森下純菜や水野あおいならまだマシだ。実際のところ、佐野量子とか西尾拓美とか、字が合ってるかどうかも確認不能なアイドルたちの手形なんですよ。喜びも感激も全くなし。
ええ、ここの売りはそんなもんじゃないんです。ゲームコーナーなんだからやっぱりゲームなんです。
しかし、アイドルの手形と同じように、ここも８０年代で時間が止まってしまったような品揃え。
写真上。見てくださいなこのソーソータル体感マシンたちを。奥にある「ＳＵＺＵＫＡ ８ＨＯＵＲＳ」（ナムコ）は他の土地でも動いているのを見たことはありますが、ほかがすごい。いちばん手前左は、たしかアーケード初の３２ビットＣＰＵ使用レースゲーム「ラッドモービル」（セガ）です。当時はあのグラフィックに感激したもんですが、べつにポリゴンじゃないです。右奥、見えるかなあ、あの「ゼビウス」をポリゴンで３Ｄシューティングにした「ソルバルウ」（ナムコ）ですよ。
これみんな知ってるかなあ。これはあれですよ、セガの「Ｒ−３６０」に対抗してタイトーが作った「Ｄ３−ＢＯＳ」ですよ。
「Ｒ−３６０」はとしまえんで動いているそうですし、伊勢にも一基見たことがありますが、これはおそらくここだけだと思います。実物見たの初めてですよ。
これもすごい。左っかわの３つ並んだほうね。ナムコ初のポリゴンレースゲーム「ウイニングラン」（ここにあるのは’９１）ですよ。もんのすごい少ないポリゴン数でテクスチャも貼ってないようなあれですけど、当時は興奮したもんです。
これもすごいです。
セガ初、というかおそらく世界初だったホログラムゲーム「タイムトラベラー」ですよ。俺たぶん実物見たの初めてですよ。
そんなわけでこんなもんですが、ゲーム好きを自認するなら一度は足を運ばねばなるまい。
以上、１０年くらい前に資料なしで書いたので、事実誤認があれば教えてください。いや、たぶんあると思うので適当にWikipediaとかで調べて下さい。
2004年追記。いまはなんかリニューアルされて、なくなっているという話もありますので、これだけを目当てに行かれる方は事前によく調べてからどうぞ。
2009年追記。なくなってました。